クリニックブログ

2019.09.04更新

 

8月後半になると、鼻づまりやくしゃみ、鼻水で来院する患者さんが増えてきます。水っぱなやくしゃみが1週間以上続く場合は、アレルギー性鼻炎による症状の可能性が高くなってきますen

秋は、ダニアレルギーの方の症状が悪化する時期です。家の中のダニアレルゲンの量が、1年のうちで多くなるのが、9月・10月といわれております。夏場に増えたダニの糞や死骸がアレルゲンとなり、症状を引き起こすのがこの時期なのです。

ダニアレルゲンは、特に寝室に多いと言われており、寝具や床などの掃除に力を入れたいところです。また、秋口は、ダニ以外に、秋の花粉といわれるブタクサ、ヨモギなどの飛散もあります。それらのアレルギーがあるかどうかは、血液検査で原因アレルゲンの特定をお勧めしております。

下のグラフは、ある家庭のダニの数とアレルゲン量の月ごとの推移を表しています。ダニが発生しやすいとされる、高温・多湿の条件が、日本では梅雨時からダニがふえる要因とされていますmagnifier

給田耳鼻咽喉科クリニックrabbit

 

dani

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2019.07.24更新

夏になると流行する手足口病の報告数が都の警報基準を超えています。小児を中心に流行することが多いのですが、今年は大きな流行となっています。東京都福祉保健局の報告でも(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/handfootmouth/handfootmouth/)報告数が急激に増えています。

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赤色のドットが今年の報告数ですが、左端の1月からはじまり、この時期に急激に増えております。注意が必要です。

 

主な症状:口の中、てのひら、足の裏などに発疹や水疱ができます。発熱を伴うこともあります。

原因:ウイルス感染です。特効薬はなく、症状を和らげる対症療法です。

のどにできる水疱や、手足をみて見た目で診断するため、特別な検査はしません。一般的に数日でよくなってきますが、のどが痛くて水分がとりづらくなったりしますので、なるべく刺激のあるものは避けて食事をします。便で観戦しますので、おむつを替えたら必ず手洗いをしましょう。手足口病でも、ヘルパンギーナでも、対症療法をするという気泡方針は変わりません。

 

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2019.02.14更新

花粉症対策の記事を監修いたしました。

働く男性向けの記事が多いサイトです。

ご興味あればご覧頂ければと思います。

 

https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/orekara/selfcare/20/

orekara

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.12.15更新

 

サワイ健康推進課というサイトの、「カラダの豆事典」の12月テーマ、「めまいとメニエール病」の記事を監修いたしました。

ご興味があるかたは、こちらから https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/illness/201812.html ご覧ください。

 

memaisawai

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.08.30更新

 

2018年6月末に、スギ花粉症に舌下免疫療法治療薬「シダキュア」が新たに発売されました。今までの治療薬「シダトレン」は液体薬でしたが、「シダキュア」は錠剤であり、冷蔵保存しなくてよくなり、保管が簡便になりました。また、いままで12歳以上の年齢制限がありましたが、使用年齢に制限がない(5歳以上が推奨)ことや、液剤の「シダトレン」と比べ、高力価の製剤になっており、より高濃度での治療が可能となりました。実際の効果は今後の臨床試験の結果を待たないと何とも言えませんが、より早期に治療効果が出る可能性があるとされています。

ただし、新薬のため、約1年間は、処方日数制限があるため、14日分までしか処方できないため、2週間に1度の受診が可能な人に限り治療ができるということになります。小児患者さんにも適応が広がったことにより、今後広がってゆく治療になることが期待されます。

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.07.24更新

 

平成30年より、条件付きですが、補聴器購入にさいし、医療費控除を受けられることが、厚生労働省、財務省によって承認されましたflower2

補聴器購入する前に、「補聴器相談医」がいる耳鼻科に受診して書類を書いてもらうことが条件です。

① 難聴がある人が、補聴器相談医を受診

②  書類を記入してもらう

③ それをもって、補聴器販売店へ

④ 購入時に書類の写し、領収証をもらい、これを税務署へ

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注意点pencil2

*補聴器購入後に補聴器相談医を受診をしても、その書類は発行してもらえません

 補聴器販売店に行く前に受診が必要となります。

 

なお、当院院長は補聴器相談医ですので、医療費控除書類の記入は可能です。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.06.15更新

 

スギ花粉症に対して当院で行っている舌下免疫療法(シダトレン)ですが、治療開始の時期に決まりがありますnico

スギ花粉症を抽出した薬であるシダトレンですが、治療を安全に行うためには、スギ花粉の飛散時期には治療を開始できません。もともと自分の苦手なものを体に入れるため、外に花粉が多く、アレルギー反応が強く出ている時期ですと、副反応のでる可能性が上がってしまいます。

そのため、開始時期は6月~12月がよいとされております。治療を開始してすぐに効果が出る治療ではないですので、来年の花粉症の時期に効果を実感するためには、できれば秋までに治療開始することをおすすめします。

ですので、治療に興味がある方は、この時期の受診をおすすめいたしますflower2

 

zekka 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.05.07更新

 


のどの痛みや違和感が続き、原因が特定されない場合、性感染症という可能性もあります。また、自らこれを疑って病院に受診される方もいらっしゃいます。

 

梅毒などの特徴的なのど(口腔・咽頭)の見かけが現れる病気に比べ、頻度の高い性感染症である淋菌やクラミジアののど(咽頭)への感染では、症状や病変が現れない場合が多いとされていますenこのことを無症候性感染といい、性的接触を介して相手の性器や咽頭に感染する可能性があります。

 

淋菌とクラミジアは尿道、性器以外にも結膜や咽頭にも感染します。

クラミジアは上咽頭炎を生じることがあります。淋菌はオーラルセックスの増加により、淋菌性の咽頭炎が増加しております。のどに特別な所見がみられないため、他の原因の咽頭炎との見かけ上での区別は困難です。診断には核酸増幅法を用います。当院では、生理食塩水でのどをうがいしてもらい、その液体を用いて検査(PCR法)しています。1週間ほどで結果が出ます。

 

淋菌性咽頭炎は、近年抗菌薬の耐性化が問題となっており、内服治療が効果不十分で点滴治療が必要なケースも多いとされており、治療が非常に難しい疾患です。

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.04.18更新

 

現在放送中のNHK朝の連続ドラマ「半分、青い。」の耳鼻科診察シーンの監修のため、昨年12月末にNHKスタジオに行ってきました。

 

放送開始していなかったため、ブログ記事にはしませんでしたが、4月から放送がはじまりました。

主人公の女の子が、片側の難聴があるのですが、明るく生きていく話ですnico

 

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これは主人公の耳を、余貴美子さんが診察しているシーンです。丁度このシーンを監修してきました。先週に放送されていました。

長い時間かけて撮影しているのに、実際に放送されるシーンはほんの一瞬に感じます。

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.01.22更新

 

お子さんの滲出性中耳炎は、なかなか治らずに治療期間が長くなるケースがあります。この場合、ご家族の方も不安になったり、治療について疑問が多くなったりしがちです。

 

内服治療をまずはじめに処方される薬が、カルボシステイン(ムコダイン)だと思います。副作用が少なく、長期内服できることから、多くの場合に処方されます。副鼻腔炎を合併している場合は、抗菌薬が追加されることや、アレルギー性鼻炎の場合はステロイド点鼻薬を処方します。カルボシステインの内服は数か月にわたることもあります。

 

手術以外の方法では、「耳管通気」という方法があります。これは、耳管という鼻と耳をつなぐ管を広げる処置のことです。クリニックでやる方法もあれば、自宅でできる「自己耳管通気」というものもあります。

 オトヴェントという商品がよく使われております。

 

otovent

(名優のホームページより。http://www.meilleur.co.jp/otovent/

以前にタモリ俱楽部という番組でも紹介されていました。

 

以上のような内服や、耳管通気で改善しない場合は、手術療法となります。鼓膜を切って、鼓膜の奥にたまった液を抜く鼓膜切開術や、鼓膜に換気チューブを入れるという方法もあります。手術に関しては、数か月改善しない場合や、難聴の程度、鼓膜のへこみ具合などで判断します。

 

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

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