クリニックブログ

2023.11.05更新

 

2023年11月2日に、TBSテレビの「THE TIME」・「ひるおび」で当院の診察・インタビュー画像が放映されました。インフルエンザの診察や、検査風景、院長インタビューが流れました。前日の午前中に撮影が行われました。

 

来院患者さんには、インタビューや診察風景撮影にご協力いただきました。ありがとうございました。

 

clinic

influeTBS

influeintervies

 

一部はYoutubeで公開されていますdown arrowdown arrow

https://youtu.be/9FIfZBolkvo?si=FMEgZCB9VTOVtT5z&t=104

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2023.08.02更新

 

当院では、AI(人工知能)医療機器「nodoca」を導入いたしました!

 

AI搭載の咽頭内視鏡システムを用いて、インフルエンザウイルス感染症の診断が行なえます。

日本で初めて「新医療機器」として認証を取得したAI搭載医療機器であり、2022年12月に、保険適応とされました。

 

nodoca

アイリスHPより抜粋 https://nodoca.aillis.jp/

 

①痛くない!!

②早い(待ち時間が短い)

③保険適応

 

というのが特長です。

①従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒をいれて、粘膜をこするため、痛みや不快感がありました。口の中に専用のカメラをいれて咽頭を撮影するnodocaでは、写真撮影するだけですので、痛みを発生しません。

②検査結果がでるまで15分ほど待機する必要がある従来の検査と比べ、十数秒という短時間で結果がでます。

③保険点数は、従来の検査と同等です。 

 nodocaa

用カメラで撮影した咽頭の画像と問診データをAIで解析し、インフルエンザに特徴的な咽頭の様子や症状があるかを判定します。

 

とくに、痛い検査が苦手なお子さんにとって、負担の少ない検査になります。もちろん、大人の方も検査対象です。

検査をご希望の方は、受付にてお伝え下さい。

 

追加:先日、検査風景等が、TBSテレビで放映されましたni

https://www.kyuden-ent.com/blog/2023/11/tbs-838022.html

 

 

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2021.09.25更新

 

■コロナ患者の約6割に嗅覚・味覚障害あり■

 

先日、世田谷区から発表されたアンケート調査では、コロナ感染者の48%に後遺症が認められているということでした。(朝日新聞2021.9)また、その後遺症の症状別で最も多かったのが、嗅覚障害で、その次に全身倦怠感、味覚障害と続いていました。アンケートに回答した3710人のうち、嗅覚障害の後遺症は971人にみられたようです。金沢医科大学の三輪教授による2021年2~5月のアンケート調査でも、新型コロナウイルス感染症の約6割が嗅覚、味覚障害を自覚していました。発症して1ヶ月後までの改善率は、嗅覚障害が60%、味覚障害が84%であり、海外からの報告でも1ヶ月で嗅覚障害は60~80%は自然軽快するとされていますclover厚生労働科学特別研究

 

嗅覚・味覚障害は、コロナ発症して1ヶ月経過しても改善しないときは、受診して検査・治療を開始したいところです。

 

coffee

 ■耳鼻咽喉科での診察■

耳鼻咽喉科のクリニックでは、まず、鼻の中を観察して、嗅覚障害を引き起こす異常がないか探します。鼻の粘膜が腫れたり、鼻水が多いことで鼻がつまってにおいが弱くなることもあります。ここで、鼻咽腔ファイバースコープ検査(鼻内視鏡)で鼻の奥までチェックします。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎があればその治療が必要になります。見かけで明らかな異常がない場合、新型コロナウイルスによる神経障害の可能性が高くなります。総合病院・大学病院などの高度医療機関では、その他、嗅覚検査(基準嗅覚検査、静脈性嗅覚検査)、血液検査、CT等の画像検査などをする場合もあります。

■内服治療■

現在のところ、新型コロナウイルスによる嗅覚障害に対する効果がはっきりしている薬物治療はありません。しかし、これと同じような病気と考えられる「感冒後嗅覚障害」の治療を、コロナ後の嗅覚障害に対しても行われています。感冒後嗅覚障害とは、風邪のあとににおいがしなくなることです。風邪の原因となったウイルスにより嗅神経が炎症をおこし、におがわからなくなることです。これに対しては、ステロイド点鼻、漢方薬、ビタミンB12などが効果があるとされます。

 

■嗅覚リハビリテーション■

アロマオイルや、コーヒー、お茶などの匂いを1日2回朝晩、30秒ほど嗅ぐというものです。これは、コロナウイルス後の嗅覚障害に対して、効果があるとされています。その匂いをイメージしながら嗅ぐことで嗅神経の再生を促します。アロマオイルは、ラベンダー、レモン、ユーカリなど色々な種類のものがありますが、お好きなものを選べばよいと思います。用意するのが難しい場合は、コーヒーや、味噌汁、家のお食事でやるのがよいでしょう。

 

■味覚障害■

実際に味覚障害が生じているのか、嗅覚障害があるために味がよわくかんじる、風味障害であるのかは議論の分かれるところです。現時点では、亜鉛補充療法が一定の効果があると考えられております。

 

cloverコロナ後に嗅覚、味覚障害が長引くようでしたら、耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

 クリニックによっては、コロナ後の嗅覚、味覚障害の診療をしていないところもありますので、受診前に確認していただければと思います。

 

給田耳鼻咽喉科クリニック

https://www.kyuden-ent.com/

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2021.08.26更新

 

当院で施行できる、新型コロナウイルス検査についてです。

●院内で検査が完了します

●結果がすぐ出ます(5〜10分)

●検査費用は、公費でまかなわれます(その他初診料、診察料などは公費対象外)

ただし、発症1〜9日目の期間でしか検査できません。

また、呼吸苦がある場合は、胸部検査ができるような内科総合病院への受診をおすすめします。

 

新型コロナウイルス感染症に特異的な症状でなくても、発熱、せき、のどの痛み等の症状がある場合には検査で「陰性」、「陽性」を判定できます。

<政府広報>
新型コロナウイルス対策「体調不良時の行動」篇(30 秒)https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg22579.html

 

検体採取:鼻から検体を医師が採取します(鼻咽頭ぬぐい液)

検査精度:症状がでた初日〜9日目まで間で検査できます。10日目以降は、PCR検査・抗原定量検査が推奨されています。

covidseifu

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2021.06.17更新

 

舌の痛みがある方は耳鼻科の外来ではよくいらっしゃいます。実際に舌に傷がある場合や、舌炎・口内炎などの明らかな原因がある場合は、それに対する治療を行います。まれですが、舌がんなどが見つかるケースもありますので、この場合はすぐに専門的な検査・治療が必要になります。頭頸部外科が担当して治療します。

これに対して、食事などをしても痛みが無く、食事と関係なく痛むことが多く、明らかな原因が無い場合を「舌痛症」と呼びます。この中には様々な原因が含まれています。

この約4割は、精神的な要因が関連していると言われています。精神的な要因が強い場合は、抗うつ剤や抗不安剤などの薬が効果的な場合もあります。当院は、耳鼻科ですので、まずは漢方薬などで治療を開始する場合がおおく、それでも改善しない場合は、大学病院などでの精査をお願いしたり、心療内科などでの治療を勧めたりします。

また、最近では、亜鉛の欠乏により舌痛を起こす方もいらっしゃいました。味覚障害もあり、血液検査で亜鉛の欠乏が認められ、亜鉛を補充する治療をすることにより舌の痛みもとれたようです。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2020.06.30更新

 

喉がつまる感じがする人の受診が、最近増えています。新型コロナウイルス感染と関係があるのでしょうか?

 

◇痛みや発熱がある場合◇

のどのつまり感とともに、感冒症状と言われるような、のどの痛み、発熱、鼻水、咳、だるさなどを伴う場合は、のどに炎症があることを疑います。新型コロナウイルスの初期は、このような感冒症状からはじまることが多いと言われております。ですから、のどのつまり感が、コロナウイルスによる症状である可能性はあります。特に、感冒症状を伴うのどのつまり感でしたら、コロナウイルス感染を考え、PCR検査や抗原検査を受けることをお勧めします。コロナ感染以外ですと、感冒、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎なども考えられます。

◇痛みや発熱などがない場合◇

のどにできもの、いわゆる癌などが出来ていないかどうかが気になります。特に、経過が1カ月上続く長い場合や、食事がとりづらいなどの症状がある場合は、一度内視鏡検査などでのど(咽頭や喉頭)をみておくことをお勧めします。耳鼻咽喉科では、鼻からの内視鏡(喉頭ファイバースコープ検査)で咽頭がんや喉頭がんなどのチェックをすることができます。とくに、タバコやお酒を多くとる方は、リスクが高いので注意が必要です。

 

◇ストレスも原因になります◇

最後に、ストレスによるのどのつまり感です。見かけ上異常が見あたらないのに、のどのつまり感が生じていることを「咽喉頭異常感症」といいます。特徴としては、食事時には症状があまりなく、何もしていない時に症状を強く感じます。先程の喉頭ファイバースコープ検査などで、明らかな異常をみとめません。40〜60代の女性に多いと言われますが、男女問わずみられます。

特にコロナ禍で、仕事や家庭の環境が変わり、ストレスが増えている方は多いと思われますので、どの方にもリスクはあるのではないでしょうか。「最近ストレスを感じますか?」ということを、診察時に聞くのが無意味に感じるような、今日この頃です。皆さん、疲れがたまっていますね。その他、胸やけや、ゲップが多い、食後にのどの違和感が症状が強くなる場合などは、胃酸の逆流によるものも考えます。逆流性食道炎による、のどのつまり感です。

 

のどのつまり感は、コロナウイルス感染による直接の原因でも起こる可能性がありますし、コロナストレスという間接的な原因でも起こることがあります。感冒症状を伴う場合は、コロナ検査でチェックし、そうでない場合でも長続きする場合は他の病気が隠れていないか耳鼻咽喉科等の診察を受けるのがよいのではないでしょうか。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2019.07.24更新

夏になると流行する手足口病の報告数が都の警報基準を超えています。小児を中心に流行することが多いのですが、今年は大きな流行となっています。東京都福祉保健局の報告でも(http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/handfootmouth/handfootmouth/)報告数が急激に増えています。

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赤色のドットが今年の報告数ですが、左端の1月からはじまり、この時期に急激に増えております。注意が必要です。

 

主な症状:口の中、てのひら、足の裏などに発疹や水疱ができます。発熱を伴うこともあります。

原因:ウイルス感染です。特効薬はなく、症状を和らげる対症療法です。

のどにできる水疱や、手足をみて見た目で診断するため、特別な検査はしません。一般的に数日でよくなってきますが、のどが痛くて水分がとりづらくなったりしますので、なるべく刺激のあるものは避けて食事をします。便で観戦しますので、おむつを替えたら必ず手洗いをしましょう。手足口病でも、ヘルパンギーナでも、対症療法をするという気泡方針は変わりません。

 

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.05.07更新

 


のどの痛みや違和感が続き、原因が特定されない場合、性感染症という可能性もあります。また、自らこれを疑って病院に受診される方もいらっしゃいます。

 

梅毒などの特徴的なのど(口腔・咽頭)の見かけが現れる病気に比べ、頻度の高い性感染症である淋菌やクラミジアののど(咽頭)への感染では、症状や病変が現れない場合が多いとされていますenこのことを無症候性感染といい、性的接触を介して相手の性器や咽頭に感染する可能性があります。

 

淋菌とクラミジアは尿道、性器以外にも結膜や咽頭にも感染します。

クラミジアは上咽頭炎を生じることがあります。淋菌はオーラルセックスの増加により、淋菌性の咽頭炎が増加しております。のどに特別な所見がみられないため、他の原因の咽頭炎との見かけ上での区別は困難です。診断には核酸増幅法を用います。当院では、生理食塩水でのどをうがいしてもらい、その液体を用いて検査(PCR法)しています。1週間ほどで結果が出ます。

 

淋菌性咽頭炎は、近年抗菌薬の耐性化が問題となっており、内服治療が効果不十分で点滴治療が必要なケースも多いとされており、治療が非常に難しい疾患です。

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.08.30更新

 

8月後半になって、手足口病の患者さんが増えています。

夏の時期に流行する、夏かぜの一種です。エンテロウイルス、コクサッキーウイルスなどによる感染症です。

2~5日の潜伏期間のあとに、手のひら、足の甲や裏に水疱性の発疹があらわれます。口の中の粘膜にも水疱が多数できることが多あり、特徴的な口のなかの見かけがあります。のどの痛みが強く、食事がうまくとれなくなってしまったりもしますnamida

 

咳やくしゃみなどの「飛沫感染」、便や水疱から排出されたウイルスなどからの「接触感染」によりうつります。ウイルスが原因ですので、抗菌薬は効果がなく、対症療法が中心になります。

 

同じエンテロウイルスが原因で、手足の発疹がないものを、ヘルパンギーナといい、発熱とのどの痛みが主な症状です。これも、対症療法が中心になります。口の中をみたときに特徴的なみかけがあれば、すぐに診断がつきます。herpangina

 

予防としては、手洗い、うがい、マスク、はしの共有をさけたり、おむつ交換に注意が必要です。

特効薬はありませんが、ほとんどが数日経過すれば後遺症なく治癒します。ごくまれに、髄膜炎や脳炎がおこるとされています。

水分をよくとり、ゼリーややわらかいものを中心に食べるのがよいでしょう。

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.06.07更新

 

冬と、春から初夏にかけて流行する感染症ですleaf

急な発熱とのどの痛みが起こります。原因は、A群β溶血性連鎖球菌で、唾液や鼻汁による飛沫感染で感染します。

 

お子さんが保育園や学校などで感染する機会が多く、それから家族間で大人にも感染することもあります。のどを綿棒でこすって診断する迅速診断キットを使えば、5~10分で結果がわかりますnote当院でも迅速検査を実施しています。

 

治療は、主にペニシリン系抗菌薬を使い、症状がおさまっても10日間ほどは内服します。症状がおさまっても、内服の継続が必要です。治療が不十分の場合、しっかり除菌されず、リウマチ熱や糸球体腎炎などを発症する恐れがあります。

 

発熱と強いのどの痛みがある場合は病院に受診することをお勧めします。

 

 

千歳烏山駅・仙川近くで耳鼻科をお探しなら

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

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