クリニックブログ

2020.06.30更新

喉がつまる感じがする人の受診が、最近増えています。新型コロナウイルス感染と関係があるのでしょうか?

まず、のどの痛みや発熱がある場合や、感冒症状と言われるような鼻水、咳、だるさなどを伴う場合は、ウイルスや細菌の炎症があることが多いです。これに対しては、炎症をおさえる飲み薬や、細菌の感染が疑われる場合は抗菌薬で治療します。

新型コロナウイルスの初期症状は、このような感冒症状といわれる風邪の初期症状からはじまることが多いと言われております。コロナウイルスも風邪の原因となる他のウイルスと同様にのどの炎症を起こすため、炎症によるのどのつまり感を起こす可能性は十分あります。

では、痛みや発熱などがない場合はどうでしょう。

次に考えたいのは、のどにできもの、いわゆる癌などが出来ていないかどうかです。特に、経過が1カ月上続く長い場合や、食事がとりづらいなどの症状がある場合は、一度内視鏡検査などでのど(咽頭や喉頭)をみておくことをお勧めします。耳鼻科では、鼻からの内視鏡(ファイバースコープ)で咽頭がんや喉頭がんなどのチェックをすることができます。とくに、タバコやお酒を多くとる方は、リスクが高いので注意が必要です。

 

最後に、ストレスによるのどのつまり感です。ストレスで胃酸の逆流を引き起こせば、逆流性食道炎を起こすこともあり、ストレスだけでものどのつまり感を起こします。このような、明らかな見かけの異常がないのどの違和感は、咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)と言います。

胸やけや、ゲップが多い、食後に症状が強くなる場合などは、胃酸をおさえる薬を飲むことにより治療します。また、そのような胃の症状もなくのどの違和感が強い場合は、漢方薬などで治療する方法があります。

ストレスの原因はさまざまですが、コロナ禍においては、自粛疲れ、ストレス発散の場所がない、人との交流が減り家にいることが多いなどで皆さんストレスの多い生活を強いられていると思います。そのせいか、のどのつまり感を感じて受診する方が、このところ増えております。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック