クリニックブログ

2023.08.16更新

 

めまいの診断に有用な、新しい検査機器「ビデオヘッドインパルス検査(vHIT)」を導入しました。専用ゴーグルを患者さんの頭に着用し、医師が頭を左右に急速に動かしたときの眼球の動きを計測・解析するものです。これにより、左右の三半規管の機能の評価が従来より、短時間で簡便にできます。

 

以前は、前庭神経炎などを診断するのに、耳の中に水を入れて行う温度眼振検査が主流で、これは一般クリニックで行うのは難しいものでした。vHITにより、時間的にも、患者さんの負担も少ない検査を行えることが出来るようになりました。めまいの発症の早期にも、大学病院等に行かないとできなかった半規管機能検査ができることにより、めまいの原因の早期診断に役立ちます。また、原因が不明のめまい症状に対して、半規管機能低下があるかどうかを判断する手助けになると考えています。

 

ICS

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2023.08.02更新

 

当院では、AI(人工知能)医療機器「nodoca」を導入いたしました!

 

AI搭載の咽頭内視鏡システムを用いて、インフルエンザウイルス感染症の診断が行なえます。

日本で初めて「新医療機器」として認証を取得したAI搭載医療機器であり、2022年12月に、保険適応とされました。

 

nodoca

アイリスHPより抜粋 https://nodoca.aillis.jp/

 

①痛くない!!

②早い(待ち時間が短い)

③保険適応

 

というのが特長です。

①従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒をいれて、粘膜をこするため、痛みや不快感がありました。口の中に専用のカメラをいれて咽頭を撮影するnodocaでは、写真撮影するだけですので、痛みを発生しません。

②検査結果がでるまで15分ほど待機する必要がある従来の検査と比べ、十数秒という短時間で結果がでます。

③保険点数は、従来の検査と同等です。 

 nodocaa

用カメラで撮影した咽頭の画像と問診データをAIで解析し、インフルエンザに特徴的な咽頭の様子や症状があるかを判定します。

 

とくに、痛い検査が苦手なお子さんにとって、負担の少ない検査になります。もちろん、大人の方も検査対象です。

検査をご希望の方は、受付にてお伝え下さい。

 

追加:先日、検査風景等が、TBSテレビで放映されましたni

https://www.kyuden-ent.com/blog/2023/11/tbs-838022.html

 

 

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック