花粉症とかぜの症状は似ているため、区別がつきにくいことも多いです。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりや、頭痛、咳などの症状も、共通して起こりえます。
しかし、その原因が異なるために、いくつかの区別するポイントがあります
まず、鼻水の性状ですが、花粉症などのアレルギー性鼻炎では、一般に粘度の少ない水様性の鼻汁(みずっぱな)がみられます。一方、鼻かぜは鼻粘膜のウイルス性炎症であり、二次的に細菌感染に移行することも多いため、鼻水が水様性から粘性、膿性に変化することが多く、これは花粉症ではおきづらい症状です。
また、目のかゆみ、充血、流涙は、花粉症ではよく見られる症状ですが、一般的なかぜではおきづらい症状です。
他には、この季節に、風の強い日や温かい日など、「花粉が多い」という日に屋外に出たときに症状が悪化し、雨の日や家で過ごしているときに、比較的おさまっている場合は、花粉症を疑います
このような点に気を付けて、耳鼻科受診時に、症状を伝えていただくとよいと思います。耳鼻咽喉科では、鼻の中の粘膜の色や、腫れ具合、鼻水の性状などをみたり、のどの具合をみたりして、診断を行っていきます。血液検査ができる年齢の場合は、血液検査によりどんなものにアレルギー反応があるのかを調べることもできます。
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給田耳鼻科