今年も日本めまい平衡医学会に参加しています。
外リンパ瘻とめまい、めまい救急シンポジウム、めまい相談医ブラッシュアップセミナー等を受講し、最新の情報を頭に入れてきました。PPPDなど、難治性のめまい診療は、なかなか難しいものだと改めて認識しました。明日からの診療に活かしていきたいです。
2024.11.15更新
今年も日本めまい平衡医学会に参加しています。
外リンパ瘻とめまい、めまい救急シンポジウム、めまい相談医ブラッシュアップセミナー等を受講し、最新の情報を頭に入れてきました。PPPDなど、難治性のめまい診療は、なかなか難しいものだと改めて認識しました。明日からの診療に活かしていきたいです。
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2024.10.19更新
1度で終わる!鼻に吹きかけるタイプのインフルエンザワクチン(フルミスト)
経鼻インフルエンザワクチンを開始しました
日本初となる、鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです
痛みがないのが特徴です
1回で終了です。左右それぞれの鼻へワクチンを噴霧します
接種対象者 2歳以上19歳未満
接種金額 8500円(税込み)
接種できない人:5歳未満で喘息の治療を行っている人
1年以内に喘息発作があった・免疫低下
アスピリン内服中・過去に重篤なアナフィラキシーショックがあった
入荷数に限りがありますので、接種希望の方は診察時に相談、または受付にお電話ください。
WEBからのインフルエンザワクチン確保は必要ありません。
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2024.08.30更新
「人食いバクテリア」って何??
正式名称は、劇症型溶血性レンサ球菌感染症といいます。近年に見ないほど増加していることが、国立感染症研究所から発表され注目されています。「人食いバクテリア」の俗称をもつほど非常の致死率が高い疾患です。まれでは、ありますが、非常に重篤な症状を来します。アメリカCDCでの報告によると、積極的な治療にも関わらず、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の死亡率は30%~70%と非常に高い致死率となっています。
感染者数が増加
原因菌は、咽頭炎や とびひなどで有名な「A群溶血性レンサ球菌」とよばれるものです。それが、皮膚損傷なまたは粘膜を通って細菌が侵入し、さらに深部組織・血流を通って全身にまで広がり病状が発展します。
日本でも増加中 現在国内でも増加しています。東京都の発表によると、2015年から増加傾向にありましたが、2024年5月時点で過去10年に最多の140例に迫る勢いとなっています。例年は、東京都で年間60~120人程度の報告数です。
原因菌である「A群溶血性レンサ球菌感染症」は小児や若年者におこりやすい感染症なのにも関わらず、劇症型になると50歳以降におこりやすいです。
どんな症状になるのか?
通常、次のような症状から始まります。
•発熱と悪寒
●頻脈・頻呼吸
•吐き気とおう吐
●四肢の疼痛や腫脹
本症で特徴的で一番多い症状は「痛み」です。多くは四肢におこります。そして、24時間~48時間以内に血圧の低下、いわゆる「ショック」が起こり、急速に肺や腎臓、肝臓を中心とした多臓器不全におちいるのです。
また、皮膚が侵入経路になった場合は、非常に特徴的な軟部組織感染症がでてきます。こちらも手足が多いです。皮膚や皮下脂肪は黒ずみ壊死(えし)が進行し、緊急で処置をしなければならない状態になることもあります。
通常の溶連菌感染症とは比べ物にならない、強い全身症状があり、急激な進行を伴うため、緊急入院、集中治療室での管理、場合により緊急手術が必要になる病気です。のどが痛くて食事がとれないといっただけではすまない症状がおこるものと考えてください。
追記:2024年6月以降は感染がやや落ち着いてきています。
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2024.06.20更新
上咽頭(鼻の奥にある、のどの一番上の部分:下図参照)に塩化亜鉛を塗布する 治療です。最近では、コロナ後遺症に対しても行われています。
上咽頭炎による、頭痛・後鼻漏・咳・慢性疲労などに対して行います。とくに、慢性上咽頭炎があると、なかなか診断がつかないことが多く、症状も非常に多彩です。
頭痛、後鼻漏、のどのつまり、長引く咳や、慢性疲労の症状も引き起こします。これらの症状があると、必ず上咽頭炎があるということではありませんが、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎がないのに症状が長引く方のなかに、上咽頭炎が原因の人がいます。
これは、上咽頭を内視鏡で確認して、上咽頭に出血・発赤・腫脹などの特徴的な見かけがある場合に診断されます。
この治療自体は、炎症が強いと、薬を塗ったときにヒリヒリ痛みが強かったり、かるく出血したりしますので、痛みに弱い方にはおすすめしませんが、効果が出る方にとっては、慢性症状がなくなります。
1週間に1回くらいのペースで処置を続けていきます。5,6回以内に効果を認めることがおおく、10回くらいで一旦終了することが多いです。
(病巣疾患研究会HPより)
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2024.05.16更新
今日は日本耳鼻咽喉科学頭頸部外科総会、学術講演会に参加しています。大阪国際会議場に、全国から耳鼻咽喉科医師が集まっています。大阪の街では、万博の準備も進んでいる様子でした。
基礎研究、臨床の最新トピック、情報を得るため出席しています。明日からの診療に活かせればと思います。医療器械の展示も行なわれており、さまざまなメーカーから新たな検査機器や治療器機が並んでいました。
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2023.11.05更新
2023年11月2日に、TBSテレビの「THE TIME」・「ひるおび」で当院の診察・インタビュー画像が放映されました。インフルエンザの診察や、検査風景、院長インタビューが流れました。前日の午前中に撮影が行われました。
来院患者さんには、インタビューや診察風景撮影にご協力いただきました。ありがとうございました。
一部はYoutubeで公開されています
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2023.10.27更新
今年も、日本めまい平衡学会に参加してきました。
今年は新潟で開催され、めまい平衡に興味がある耳鼻咽喉科、神経内科、脳外科などの先生が集まっています。
話題のPPPDについての話、慢性のめまいの治療法、vHITの講演など盛りだくさんでした。最新の知見を取り入れ、日々の診療に当たろうと思っています。
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2023.08.16更新
めまいの診断に有用な、新しい検査機器「ビデオヘッドインパルス検査(vHIT)」を導入しました。専用ゴーグルを患者さんの頭に着用し、医師が頭を左右に急速に動かしたときの眼球の動きを計測・解析するものです。これにより、左右の三半規管の機能の評価が従来より、短時間で簡便にできます。
以前は、前庭神経炎などを診断するのに、耳の中に水を入れて行う温度眼振検査が主流で、これは一般クリニックで行うのは難しいものでした。vHITにより、時間的にも、患者さんの負担も少ない検査を行えることが出来るようになりました。めまいの発症の早期にも、大学病院等に行かないとできなかった半規管機能検査ができることにより、めまいの原因の早期診断に役立ちます。また、原因が不明のめまい症状に対して、半規管機能低下があるかどうかを判断する手助けになると考えています。
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2023.08.02更新
当院では、AI(人工知能)医療機器「nodoca」を導入いたしました!
AI搭載の咽頭内視鏡システムを用いて、インフルエンザウイルス感染症の診断が行なえます。
日本で初めて「新医療機器」として認証を取得したAI搭載医療機器であり、2022年12月に、保険適応とされました。
アイリスHPより抜粋 https://nodoca.aillis.jp/
①痛くない!!
②早い(待ち時間が短い)
③保険適応
というのが特長です。
①従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒をいれて、粘膜をこするため、痛みや不快感がありました。口の中に専用のカメラをいれて咽頭を撮影するnodocaでは、写真撮影するだけですので、痛みを発生しません。
②検査結果がでるまで15分ほど待機する必要がある従来の検査と比べ、十数秒という短時間で結果がでます。
③保険点数は、従来の検査と同等です。
専用カメラで撮影した咽頭の画像と問診データをAIで解析し、インフルエンザに特徴的な咽頭の様子や症状があるかを判定します。
とくに、痛い検査が苦手なお子さんにとって、負担の少ない検査になります。もちろん、大人の方も検査対象です。
検査をご希望の方は、受付にてお伝え下さい。
追加:先日、検査風景等が、TBSテレビで放映されました
https://www.kyuden-ent.com/blog/2023/11/tbs-838022.html
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2022.11.17更新
第81回めまい平衡学会に参加しています。コロナ禍で、なかなか現地参加できなかったので、久々です。めまい検査機器の進化が進んでおり、大学病院などでしか出来なかった検査が、クリニックでも一部できるようになりそうです。最近話題のvHITも、当院での導入も考えています。
奈良での開催であり、奈良医大のゆるキャラも参加していました
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