クリニックブログ

2020.04.15更新

 

新型コロナウイルス(Covid19)感染の拡大が止まりません。基本対策としては、3密を避けて生活すること、手洗いやアルコールによる手指の消毒です。また、栄養と睡眠時間の確保などが挙がります。それ以外に、何か方法がないかというと、漢方薬をのむという方法があります。

日本感染症学会のホームページには、金沢大学付属病院漢方医学科の小川恵子先生より特別寄稿として、「Covid19に対する漢方治療の考え方」という文章が載っております。

http://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=140

漢方薬の中でも、補剤というものに分類される、免疫システムを活性化させる薬があります。

flower2補中益気湯(ほちゅうえっきとう)動物実験によりインターフェロン自体の産制を抑制するとされています

flower2十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)我々のヒト対象の研究では、十全大補湯服用によって NK 細胞機能が改善されることが分かっています。また、抑制系も活性化されることから、過剰な炎症の予防も予想されます 。

 

補中益気湯は、疲労倦怠感、食欲不振などにも使われる漢方です。中国での新型コロナウイルス感染症に対する漢方治療から得られた情報をもとに、未感染者の感染予防としての内服を推奨しています。

これらの漢方薬を飲んでいれば必ずコロナウイルスにかからないということではありませんが、感染予防策のひとつとして、追加する意味はあると考えます。当院でも、これらの漢方薬の処方は可能です。

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2020.04.11更新

新型コロナウイルス感染は、はじめは季節性インフルエンザと同じようなものといったとらえ方をされていました。しかし、時間が経過していくと、インフルエンザよりずいぶん深刻にとらえた方がよい事実が明らかになってきました。

FOXのyoutube動画は、非常にわかりやすく説明されております。

動画はこちら

まずは、インフルエンザより感染が広がりやすいということです。季節性インフルエンザが、1人の感染者に対して1.3人に感染するのに対して、新型コロナウイルスは、1人が2-2.5人に感染させます。そのため、1right arrowright arrowright arrow8とどんどんと感染が拡大していきます。また潜伏期間が長いので、その間に人にうつしやすくなります。インフルエンザは、2日ほどの潜伏期間で、初めから症状が強いため、家で寝込む人が多いとおもわれます。しかし、新型コロナウイルスは、潜伏期間が5日ほど、長い人は14日くらいあるとされているので、症状が強い人以外は気づかずに外で普通の生活をおくってしまいます。また、過去にかかった人やワクチンを接種した人がいないため、地球上の誰もが感染しやすい状況にあります。インフルエンザが流行しても、すでに交代を持っている人や、ワクチンを接種した人は感染しづらいので、爆発的な拡大をおさえられています。

感染拡大を止めるためには、やはり家にいる時間をおおくし、social distanceを意識して過ごすしかないと思われます。東京都では、感染拡大により、医療の受け皿があふれてしまっており、コロナウイルス患者のみらなず、他の病気の重傷者の治療にも影響がではじめています。

#stay home

 

給田耳鼻咽喉科クリニック https://www.kyuden-ent.com/

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック