クリニックブログ

2022.11.17更新

第81回めまい平衡学会に参加しています。コロナ禍で、なかなか現地参加できなかったので、久々です。めまい検査機器の進化が進んでおり、大学病院などでしか出来なかった検査が、クリニックでも一部できるようになりそうです。最近話題のvHITも、当院での導入も考えています。

奈良での開催であり、奈良医大のゆるキャラも参加していましたnico

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2020.11.27更新

 

横浜で開催された日本めまい平衡医学会学術講演会に参加してきました。コロナ渦とうこともあり、例年より会場は混雑しておりませんでした。最近話題の慢性めまいを引き起こす疾患である、持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)という疾患が、大きく取り上げられていました。

 

急性めまいを発症後、雲の上を歩いているような状態が3ヶ月以上にわたってほぼ毎日みられる疾患です。立ったり、歩いたり、体を動かしたり、また激しい動きのある画像などを見る視覚刺激によって症状が増悪する特徴があります。まだまだ未解明の疾患であり、これからの研究が待たれます。現時点では、特徴的な検査所見がないため、病歴の問診が中心で診断されます。現時点では、抗うつ剤などの内服治療が中心となるため、精神科などと連携できるような総合病院での治療が望ましいと考えています。

最新の診断、治療法に触れる機会になり、勉強になった1日でした。

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給田耳鼻咽喉科クリニック

https://www.kyuden-ent.com/

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2018.12.15更新

 

サワイ健康推進課というサイトの、「カラダの豆事典」の12月テーマ、「めまいとメニエール病」の記事を監修いたしました。

ご興味があるかたは、こちらから https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/illness/201812.html ご覧ください。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.11.30更新

 

第76回日本めまい平衡医学会に参加しましたdire

めまい疾患の診断や治療の情報のアップデートをしました。信州大学の主催のため、軽井沢で行われました。

スポーツと平衡機能の特別講演や、モーグル選手の上村愛子のトークセッションもあり、スポーツ医学としても興味深い内容でした。

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.11.07更新

 

11月5日(日)の読売新聞に当院の「めまい」治療実績が掲載されました。

病院の実力の中の記事で、2016年の医療機関別治療実績が表になっていて、その中に「給田耳鼻咽喉科ク」と略記されておりますleaf

 

ストレスなどの影響も多いとされるめまい症状は、今後も患者さんの数が増えていくと考えられておりますので、さらに実績を増やせるように診療しておこうと思っております。

 

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給田耳鼻科rabbit

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.07.12更新

梅雨時期や台風シーズンなど、天候の変化が多い時期には、めまいや耳鳴の患者さんが増えます。

めまいを繰り返している方の中には、低気圧が来るとめまいの発作が起きやすくなったりする人もいらっしゃいます。「気象病」と呼ばれることもあります。これは、正式な病名ではありませんが、気圧の変化などによって、頭痛・めまい・肩こり・耳鳴など様々な症状を引き起こすことがあり、そのようなものを総称している病名ですrain

 

低気圧になることにより、自律神経のバランスが崩れたり、血管が拡張するなどの原因が言われておりますが、まだはっきりとしたメカニズムはわかっておりません.

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耳鼻咽喉科に受診するめまいの中では、とくにメニエール病の方に、このような気圧の変化で悪化する患者さんをよくみかけます。

自律神経のバランスを整えるには、規則正しい生活をし、睡眠不足にならないこと、適度な運動をすること、お風呂にゆっくりつかる、冷房などを効かせすぎないこと、などに気を付けていただけるといいと思います。

また、最近では、スマートフォンのアプリやホームページなどで、気圧の変化などを予測するものもありますので、参考にしてみるのも一つの手でしょう。

 

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給田耳鼻科rabbit

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.04.14更新

 

「めまいのリハビリ」で有名な、横浜みなと赤十字病院の新井基洋先生の講演を聞いてきましたpencil1

spadeパソコンや横に流れる景色を見たときにめまいがする人へのリハビリ spade人に呼ばれて振り返ったり、振り向いたりするときにめまいがする人へのリハビリ spade一日中ふらふらするような人へのリハビリ、などめまいのタイプ別にやり方が違います。

 

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 また、最近、加齢性平衡障害が、高齢化により増えてきているようです。運動機能、感覚機能の低下に対しては、筋力トレーニングなどを積極的に行うことや、心理面でのケアも大事ということでした。

 

今後の診療に取り入れていきたいですnico

 

 

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給田耳鼻科rabbit

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.01.17更新

 

1回でスパッと治ってしまうめまいもありますが、どうしてもめまい発作を繰り返していしまうこともあります。めまいには、悪化する要因が知られていますcoffee

 

人によっても違いますが、

light bulb睡眠不足

light bulb体調不良

light bulbストレス(家族、仕事など)

light bulb天気(低気圧、寒さ)

light bulb女性ホルモン(月経前後や更年期)

light bulb混雑した人込み、デパートなどでの視覚刺激

 

が悪化の要因となることがあります。めまいがしやすい時を知ることによって、この時期には無理をしない生活をするように心がけることができます笑う

 

良性発作性頭位めまい症は、再発率が1~3割程度と言われています。発症時に行った理学療法を、治療終了後に自宅で継続して行うことは、再発予防効果がなかったとする報告がありますnamida

そこで、「ねがえり運動」が有効な場合があります。これは、非特異的頭位治療といって、頭位めまい症の患側(病巣)がはっきりしなくても行うことができる方法です。

 

具体的にいうと、

布団にねた状態(仰臥位)で、「正面」right arrow「右下」(右にねがえり)right arrow「正面」right arrow「左下」(左に寝返り)right arrow「正面」という頭の動きを、各10秒程度維持し、以上を5~6回、1日2~3セット行うリハビリです。(rolling-over maneuver:ROM)

良性発作性頭位めまい症の再発は、同じ半規管に起こるとは限らないため、この方法は再発予防になると考えられます。

 

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めまいを繰り返す場合は、様々な要因が合わさっておこっていると考えられますので、お近くの病院で相談されることをお勧めします。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2016.11.01更新

 

10月27日~28日に開催された第75回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会に参加してきましたflower

 

今年は大阪国際会議場で開催されました。現在埼玉医科大学で積極的に行われているvideo Head Impulse Test(vHIT)についてや、third mobile window の発表などの発表を興味深く聞いてきました。とくにvHITは、今後、めまい診療の現場に普及してゆくであろう平衡機能検査であり、外来で短時間で半規管機能低下を評価できるため、さらなる発展が予想されます。

 

当院でも、vHITを施行しためまい診療、治療を今後どのように行っていこうか、いろいろ考えさせてもらいました。

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今回は、日帰りでしたので、大阪の名物を食べることができず、ちょっと残念でしたが、大変勉強になりましたnico

めまい相談医としての情報のアップデートのため毎年参加したいです。

 

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給田耳鼻科rabbit

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2016.10.26更新

 

一般的なめまい薬である、メリスロン、セファドールなどでは症状改善が困難である反復性のめまい、慢性持続性めまいなどの難治例には、漢方治療も選択肢の一つですni

 

めまい治療で頻用される漢方薬は、苓桂朮甘湯(39)、半夏白朮天麻湯(37)、五苓散(17)、真武湯(30)などが挙げられます。

 

苓桂朮甘湯は、漢方でいうところの、”気逆”=冷えのぼせ、”水滞”=体内の水の偏り、を改善させる薬とされています。めまい、ふらつきの他に、立ちくらみなど起立性低血圧にも効果があるとされています。

”気逆”とは、上半身は火照るburnが、下半身は冷えるrainという訴えが多く聞かれます。”水滞”を改善させる漢方薬は、「利水剤」と呼ばれますが、利尿剤とは異なり、体内の水の再分配を行う作用をもち、アクアポリンと関連しているということがわかってきました。

繰り返すめまいの原因が、この”水滞”である可能性もあります。めまいの原因とされる、メニエール病(メニエール症候群)の治療にも、この「利水剤」が効果的なことがあります。

 

半夏白朮天麻湯は、”気虚””気鬱”や”水滞”を改善させる薬とされています。元気がない、抑うつ気分などに効果があり、またもともと胃腸虚弱の方に処方される漢方であり、胃腸の弱い方でも比較的安全に使用できます。「頭冒感」という、頭に物がかぶさってような感じを訴える方もおり、それも”気虚”の症状のひとつですので、この漢方で改善がみられます。

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

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