クリニックブログ

2020.06.30更新

 

喉がつまる感じがする人の受診が、最近増えています。新型コロナウイルス感染と関係があるのでしょうか?

 

◇痛みや発熱がある場合◇

のどのつまり感とともに、感冒症状と言われるような、のどの痛み、発熱、鼻水、咳、だるさなどを伴う場合は、のどに炎症があることを疑います。新型コロナウイルスの初期は、このような感冒症状からはじまることが多いと言われております。ですから、のどのつまり感が、コロナウイルスによる症状である可能性はあります。特に、感冒症状を伴うのどのつまり感でしたら、コロナウイルス感染を考え、PCR検査や抗原検査を受けることをお勧めします。コロナ感染以外ですと、感冒、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎なども考えられます。

◇痛みや発熱などがない場合◇

のどにできもの、いわゆる癌などが出来ていないかどうかが気になります。特に、経過が1カ月上続く長い場合や、食事がとりづらいなどの症状がある場合は、一度内視鏡検査などでのど(咽頭や喉頭)をみておくことをお勧めします。耳鼻咽喉科では、鼻からの内視鏡(喉頭ファイバースコープ検査)で咽頭がんや喉頭がんなどのチェックをすることができます。とくに、タバコやお酒を多くとる方は、リスクが高いので注意が必要です。

 

◇ストレスも原因になります◇

最後に、ストレスによるのどのつまり感です。見かけ上異常が見あたらないのに、のどのつまり感が生じていることを「咽喉頭異常感症」といいます。特徴としては、食事時には症状があまりなく、何もしていない時に症状を強く感じます。先程の喉頭ファイバースコープ検査などで、明らかな異常をみとめません。40〜60代の女性に多いと言われますが、男女問わずみられます。

特にコロナ禍で、仕事や家庭の環境が変わり、ストレスが増えている方は多いと思われますので、どの方にもリスクはあるのではないでしょうか。「最近ストレスを感じますか?」ということを、診察時に聞くのが無意味に感じるような、今日この頃です。皆さん、疲れがたまっていますね。その他、胸やけや、ゲップが多い、食後にのどの違和感が症状が強くなる場合などは、胃酸の逆流によるものも考えます。逆流性食道炎による、のどのつまり感です。

 

のどのつまり感は、コロナウイルス感染による直接の原因でも起こる可能性がありますし、コロナストレスという間接的な原因でも起こることがあります。感冒症状を伴う場合は、コロナ検査でチェックし、そうでない場合でも長続きする場合は他の病気が隠れていないか耳鼻咽喉科等の診察を受けるのがよいのではないでしょうか。

 

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ウイルスや細菌により、のどに炎症が起きていることがおおいため、炎症をおさえる飲み薬や、細菌の感染が疑われる場合は抗菌薬で治療します。咽頭炎・喉頭炎・扁桃炎などが挙げられます。

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック