我々の生活は、いい匂い、苦手な匂い、色々な匂いに
囲まれています
突然においがしなくなる原因はどのようなものが
あるのでしょうか?
におい(嗅覚)の障害で発生率が高いのが、
副鼻腔炎(ちくのう)やアレルギー性鼻炎といった
鼻の病気です。花粉症の時期などに、食事のにおいが
しづらい経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、風邪が治ったあともにおいがしないというものは、
「感冒後嗅覚障害」といいます。
風邪が引き金となって、嗅粘膜や嗅覚伝導路にウイルスが
感染して、組織を傷害するからと考えられています。
これらは、早期に適切な治療をすれば治る確率が高くなります。
年齢による嗅覚の低下もあり、80歳以上の高齢者の3/4が
嗅覚障害があるという報告もあります。
最近では、アルツハイマー病やパーキンソン病では、嗅覚に障害が
でるといわれていることから、これらの病気の早期発見に嗅覚評価が
大きな役割を果たすのではとされています
においがしないと、食べ物が美味しく味わえないだけでなく、
食品の腐敗、ガス漏れなどの危険に気づきにくくなるなどの
生活上の不利益もあります。
においを感じないことにお気づきの方は、一度耳鼻科の受診を
おすすめいたします。
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