花粉症の症状
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻や口の渇き、目のかゆみが代表的な症状です。
お子さまの場合、鼻の穴がまだ小さいこともあって、鼻づまりの症状が強く出るケースが多くなっています。鼻づまりは見た目ではわかりにくいのですが、見分けるポイントがあります。鼻で息をしにくくなっているので、口呼吸をしていたら要注意です。口呼吸には様々な弊害がありますので、早めに気付いてあげましょう。他には目や鼻を痒がっている様子があったら花粉症の可能性があります。
アレルギー性鼻炎の症状
花粉症と同じような症状があっても、花粉のアレルギーとは限りません。ハウスダウトやダニなど、通年接触する可能性があるものが原因の場合もあります。
ペットのイヌやネコなどのアレルギーもあります。
花粉症・アレルギーの検査について
鼻内の粘膜の色、腫れ具合、鼻汁の状態により、アレルギー性鼻炎の疑いをチェックします。血液検査を行って、何に対してのアレルギーなのかを診断します。
ハウスダスト、ダニ、ペットのイヌやネコ、花粉ではスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどがあります。
1回の検査で39項目のアレルゲンが計測できる検査があります。
ハウスダスト・ダニ・スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ・カモガヤ・オオアワガエリ・ブタクサ・ヨモギ・ネコ・イヌ・カンジダ・アスペルギルス・アルテルナリア・マラセチア・ガ・ゴキブリ・ラテックス・エビ・カニ・ミルク・卵白・ピーナッツ・オボムコイド・小麦・コメ・大豆・ソバ・ゴマ・サバ・マグロ・サケ・牛肉・鶏肉・豚肉・クイ・リンゴ・バナナを調べることができます。
その他、お子さんなどで、採血が怖い方や、忙しいので当日に検査結果が知りたい方などは、指先から検査する、「迅速アレルギー検査」があります。
詳細はこちら ↓ 指先からのアレルギー検査の詳細動画は下記のYOUTUBE クリックしてご覧ください
給田耳鼻咽喉科で出来る花粉症・アレルギー治療
内服薬や点鼻薬による薬物療法と、ネブライザー療法などの局所処置を組み合わせて治療していきます。
内服薬は抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン剤、漢方薬などから、患者さまの重症度や鼻内の所見を考慮して選択し、投与します。抗ヒスタミン剤には約2〜8%に眠気やだるさの副作用が認められます。基本的に、効き目の強いと言われている薬の方が眠気の出やすい傾向にあります。そのため、運転をする方や、学生、仕事で眠くなると困る方は、眠気の出にくいとされる薬を使っていただき、効果が不十分の場合には、内服薬を変更したり、もう1種類薬を追加したりします。また、点鼻薬を併用することにより、より鼻症状を抑えることができます。
妊娠中、授乳中の方は、使用しないほうが良い薬もありますのでご相談ください。
スギ花粉が飛散する2週間ほど前から内服薬や点鼻薬を開始する初期療法も行なっています。2月初めから内服開始していただきます。これは、症状が出る前から薬を内服することにより、ピーク時の症状が軽くなると言われているため、早めに対処する方法です。
通年性アレルギー性鼻炎の方は、掃除の徹底やじゅうたんからフローリングへのリフォーム、カーテンをブラインドに替える、高性能な空気清浄器の導入などで大きく症状を改善できるケースもよくあります。そこで、アレルギーに関する詳しい説明と、改善のためのアドバイスもさしあげています。
舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)
アレルゲンであるスギ花粉やダニエキスを少量から少しずつ増やしながら投与し、身体をアレルゲンに慣らして症状を和らげる治療法です。
実際の治療などについてページです
鼻や目の症状改善、アレルギー治療薬の減量、生活の質を低下させていた集中力低下などの改善が期待できます。
スギ花粉症の場合、治療は花粉が飛散していない6〜11月にスタートします。
ご興味がある場合には一度ご相談ください。
こちらの「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ」でも詳しく説明されています。
http://www.torii-alg.jp/
花粉症・アレルギー性鼻炎のレーザー治療
花粉症・アレルギー性鼻炎に対してCO2レーザー治療を行っております。鼻の粘膜にレーザーを照射することにより、粘膜でのアレルギー反応が起こりづらくなり、また粘膜腫脹が抑制されます。これにより、「鼻づまり」「鼻水」「くしゃみ」などの鼻症状が軽減することが期待できます。アレルギー性鼻炎の鼻症状に対して、約8割の方に効果があるとされています。CO2レーザーでの治療にご興味がある方は、ぜひご相談ください。
レーザー治療がおすすめの人は、、
・内服薬を飲んでも鼻がつまる、鼻水が多い方
・なるべく薬を飲みたくない方
・妊娠中、授乳中の方
・鼻炎のために勉強に集中できない、薬を飲むと眠くなる学生・受験生
・継続的な通院が難しい方
実際の治療
まず診察を受け、レーザー治療の適応があるかを確認します。鼻中隔弯曲がひどい場合や、副鼻腔炎がある場合は治療ができないことがあります。
① 麻酔
鼻の中に、麻酔液がついたガーゼを挿入します。ガーゼを入れたまま、30分ほど待合室でお待ちいただきます。
② レーザー照射
診察室で、鼻の中のガーゼを取り出します。片側ずつ、レーザーを当てていきます。
約10分で照射は終了します。
レーザー照射後
照射後は、数日間は鼻の粘膜がむくみ、鼻づまり・鼻水が増えます。これに対しては、鼻水・鼻づまりを抑える薬を内服してもらいます。その後粘膜にかさぶたがつき、1~2週間でかさぶたがとれます。
2週間後の診察の時点で、経過が問題なければ治療は終了です。術後の鼻粘膜の癒着などの予防のためにも、照射後も診察が必要です。
よくある質問
Q1 費用はどれくらいかかりますか?
健康保険が適応される治療です。3割負担の方は、約9000円です。これに、初診料や処方せん料がかかります。
Q2 花粉症のレーザー治療はいつ行えばよいですか?
1月中旬までには治療を終了させておくことが望ましいとされています。花粉症の症状がひどい時期になってからの治療はおすすめしません。
Q3 レーザー治療ができない人はいますか?
鼻中隔弯曲がひどい方、出血をしやすい方(出血傾向のある疾患、抗凝固剤内服など)、風邪や急性炎症がある方、処置中にじっと座っていられないお子さんはレーザーの治療はできません。
Q4 レーザー治療のせいでにおいが鈍くなってしまうことはありますか?
鼻の中で、においを感じる嗅裂部とレーザー照射する下甲介とは、場所が離れておりますので、においを感じる神経を損傷することはありません。
アレルゲンであるスギ花粉やダニエキスを少量から少しずつ増やしながら投与し、身体をアレルゲンに慣らして症状を和らげる治療法です。
実際の治療などについてページです
鼻や目の症状改善、アレルギー治療薬の減量、生活の質を低下させていた集中力低下などの改善が期待できます。
スギ花粉症の場合、治療は花粉が飛散していない6〜11月にスタートします。
ご興味がある場合には一度ご相談ください。
こちらの「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ」でも詳しく説明されています。
http://www.torii-alg.jp/
重症花粉症へのゾレア治療
ゾレア治療とは、、
2020年のスギ花粉症シーズンより、重症花粉症患者さんに対する新たな治療が開始されました。重症喘息に対して使用されてきたオマリズマブ(ゾレア®)が季節性アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)に対して新たに保険治療の対象になりました。従来より行われてきた内服治療、点鼻治療、レーザー治療、免疫アレルゲン療法(舌下療法)などの効果に乏しい重症花粉症患者さんのみが行える治療です。
対象となる方
条件を満たした方のみが投与の対象になります
*スギ花粉症の重症または最重症(過去の治療内容や症状により主治医が判断)
*過去に医療機関で鼻噴霧用ステロイド薬及び内服薬による治療を受けたが、効果が乏しい
*スギ花粉抗原に対する特異的IgE抗体がクラス3以上
*血液中の総IgE値が30~1,500 IU/mlの範囲
*12歳以上で、体重が20~150kgの範囲
投与スケジュール
1回目受診
〇重症花粉症と診断
〇血液検査 (特異的IgEをこれまで未実施の場合)
〇薬物治療を開始(抗ヒスタミン薬、点鼻薬など)
2回目受診
〇薬物治療で効果が不十分か判定
〇血液検査(総IgE)
3回目受診
検査結果をみて、投与量を決定。自己負担額、投与間隔の決定。
→治療を受けるかやめるか、患者さんが判断
<ゾレア投与日>花粉シーズン中、4週に1回注射(場合により、2週に1回)
費用について
■血液検査
*特異的IgE検査 1回の検査で39項目の検査するView39 の場合、検査料は約4000円(3割負担の場合)
*総IgE検査 約800円(3割負担の場合)
■ゾレア注射
子ども医療助成が利用できます(本治療の適応は12歳以上です。23区内の中学3年生以下の方は、窓口負担はありません。)
3割負担の方は、ゾレアの投与量は、体重と血液検査の結果で決まります。3割負担の場合、薬代として月に4444円~69953円です。投与前に値段をお伝えし、了承得た上で、投与日程を決定します。
月18000~27000円になるケースが多いです。
高額薬のため投与日程を決めてからの投与キャンセルは行っておりません。
また、高額医療費制度に関しては、加入の保険者に直接お問い合わせください。
