めまいの治療

当クリニックの院長は大学病院でめまいの外来を長く担当してきており、専門的な治療を行っています。

めまいの特徴とその症状

めまいは耳鼻科疾病から起こることがとても多い病気です。めまいでお困りでしたら、まず耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

良性発作性頭位めまい症

めまいで一番多い疾患です。頭を動かした時にめまいが生じるという病歴が診断のポイントになります。寝起き、寝返り、洗濯物を干す、靴ひもを結ぶなど、頭を動かした時に数秒から数十秒に渡るめまいの症状が生じるのが典型的なパターンです。眼振検査をして診断します。

 

安静にしていると治まりますが、動くとまためまいが起きます。繰り返すことが特徴で、繰り返すと次第にめまいが軽くなっていきます。耳の奥にある、平衡器官である三半規管(回転加速度を感知)の中に粒子(耳石の破片など)が迷入したためという説が有力です。三半規管の中でも、後半器官、外側半規管が原因のことが多いです。

良性発作性頭位めまい症のタイプ

耳石が三半規管のどこにあるかにより、いくつかのタイプに分かれます。後半規管型、外側半規管型などのタイプにより、リハビリの方法や治りやすさが異なります。半規管の中の粒子を、元来耳石が定着している卵形嚢に移動させる理学療法や、積極的にめまいを起こす運動をして体を慣らしていくことが有効です。

 

当クリニックでは、「赤外線CCDカメラを用いた眼振検査」で眼振を詳しく検査することで耳石の位置を診断しています。フレンツェルカメラを用いた検査より、赤外線CCDカメラの方がより微細な眼振が観察できるため、診断精度が高くなります。確定診断がついた場合には、Epley法、Gufoni法などの耳石置換法を施行します。

メニエール病

次に多いのがこのメニエール病で、めまいと難聴を繰り返すことが特徴です。ストレス、疲労、睡眠不足などが引き金となって、めまいや難聴がひどくなることがあります。眼振検査や聴力検査によって現状を正確に把握し、めまいや難聴の発作を起こさないよう、薬物療法や生活指導を行っています。めまい、難聴がひどくなる前にしっかりとした治療、経過観察が大切です。

 

メニエール病の薬物治療は、血流改善剤やビタミンB12内服、浸透圧利尿薬(イソソルビド)の内服が行われます。その他、副腎皮質ホルモンの内服、漢方薬治療など、患者さんの病状により治療方法を変えていきます。

耳鼻咽喉科にかかるべきめまいの症状

めまいというと「目が回る」と思う方が多いのですが、実際には「グルグル回る」「フラフラする」「ものが横に揺れる感じがする」「地に足がつかない感じ」など、患者さまにより感じ方は様々です。中には「めまいはないけれど、フラフラします」とおっしゃる方もいますが、これもめまいの一種です。バランスが悪いという感覚がめまいだと思っていただくとわかりやすいと思います。
耳鼻咽喉科で主に扱うのは「内耳性めまい(末梢性めまい)」ですが、他にも様々な原因でめまいが起こることがあり、原因は多岐に渡ります。
当クリニックの院長はめまいを専門的に診てきておりますので、診断の結果、必要があれば信頼できるドクターがいる他科や他施設へのご紹介も行っています。めまいがあったらまずはご相談ください。

ただし、「激しい頭痛・手足のしびれ・麻痺、しゃべりづらさ、飲み込みづらさ・意識障害」などを伴う場合には、中枢性めまい(脳梗塞・脳血栓)の可能施が高いので、できるだけ早く神経内科・脳神経外科などを受診してください。

給田耳鼻咽喉科でのめまい治療

良性発作性頭位めまい症では、内服治療の他、「耳石置換法」やリハビリなどの平衡訓練を行います。耳石置換法は、耳石を正しい位置に戻すメソッドに沿って治療を進めます。耳石の場所が推測できた場合には、Epley法、Gufoni法、Head-tilt hopping法などの耳石置換法を施行し、早期治癒を目指します。

内耳性めまい(末梢前庭性めまい)の場合には、抗めまい薬、ビタミン剤、血流改善剤、漢方薬などを、患者さまの状態に合わせて組み合わせて処方し、また生活習慣の指導などを行っています。
メニエール病の場合には、眼振検査や聴力検査で病状を把握しながら、イソソルビドなどを用いた利尿療法や漢方薬治療、また難治性平衡障害には鼓膜チューブ留置などを行います。

メディアなど

2017年11月5日(日)の読売新聞に当院の「めまい」治療実績が掲載されました。病院の実力の中の記事で、2016年の医療機関別治療実績が表になっていて、その中に「給田耳鼻咽喉科ク」と略記されております。