花粉症・アレルギーの治療

自分の能力を十分発揮できない時期がある花粉症。できるだけ穏やかに過ごせるよう、症状を軽くする治療や免疫療法などで幅広くサポートしています。

花粉症の症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻や口の渇き、目のかゆみが代表的な症状です。
お子さまの場合、鼻の穴がまだ小さいこともあって、鼻づまりの症状が強く出るケースが多くなっています。鼻づまりは見た目ではわかりにくいのですが、見分けるポイントがあります。鼻で息をしにくくなっているので、口呼吸をしていたら要注意です。口呼吸には様々な弊害がありますので、早めに気付いてあげましょう。他には目や鼻を痒がっている様子があったら花粉症の可能性があります。

アレルギー性鼻炎の症状

花粉症と同じような症状があっても、花粉のアレルギーとは限りません。ハウスダウトやダニなど、通年接触する可能性があるものが原因の場合もあります。
ペットのイヌやネコなどのアレルギーもあります。

花粉症・アレルギーの検査について

鼻内の粘膜の色、腫れ具合、鼻汁の状態により、アレルギー性鼻炎の疑いをチェックします。血液検査を行って、何に対してのアレルギーなのかを診断します。
ハウスダスト、ダニ、ペットのイヌやネコ、花粉ではスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなどがあります。

1回の検査で39項目のアレルゲンが計測できる検査があります。

ハウスダスト・ダニ・スギ・ヒノキ・ハンノキ・シラカンバ・カモガヤ・オオアワガエリ・ブタクサ・ヨモギ・ネコ・イヌ・カンジダ・アスペルギルス・アルテルナリア・マラセチア・ガ・ゴキブリ・ラテックス・エビ・カニ・ミルク・卵白・ピーナッツ・オボムコイド・小麦・コメ・大豆・ソバ・ゴマ・サバ・マグロ・サケ・牛肉・鶏肉・豚肉・クイ・リンゴ・バナナを調べることができます。

その他、お子さんなどで、採血が怖い方や、忙しいので当日に検査結果が知りたい方などは、指先から検査する、「迅速アレルギー検査」があります。

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20分でわかる花粉症検査

給田耳鼻咽喉科で出来る花粉症・アレルギー治療

内服薬や点鼻薬による薬物療法と、ネブライザー療法などの局所処置を組み合わせて治療していきます。

内服薬は抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン剤、漢方薬などから、患者さまの重症度や鼻内の所見を考慮して選択し、投与します。抗ヒスタミン剤には約2〜8%に眠気やだるさの副作用が認められます。基本的に、効き目の強いと言われている薬の方が眠気の出やすい傾向にあります。そのため、運転をする方や、学生、仕事で眠くなると困る方は、眠気の出にくいとされる薬を使っていただき、効果が不十分の場合には、内服薬を変更したり、もう1種類薬を追加したりします。また、点鼻薬を併用することにより、より鼻症状を抑えることができます。


妊娠中、授乳中の方は、使用しないほうが良い薬もありますのでご相談ください。


スギ花粉が飛散する2週間ほど前から内服薬や点鼻薬を開始する初期療法も行なっています。2月初めから内服開始していただきます。これは、症状が出る前から薬を内服することにより、ピーク時の症状が軽くなると言われているため、早めに対処する方法です。


通年性アレルギー性鼻炎の方は、掃除の徹底やじゅうたんからフローリングへのリフォーム、カーテンをブラインドに替える、高性能な空気清浄器の導入などで大きく症状を改善できるケースもよくあります。そこで、アレルギーに関する詳しい説明と、改善のためのアドバイスもさしあげています。

舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)

スギ花粉症に対する治療法です。アレルゲンであるスギ花粉エキスを少量から少しずつ増やしながら投与し、身体をアレルゲンに慣らして症状を和らげる治療法です。
自宅で毎日、舌の下に薬を垂らし、しばらくして飲み込むという方法で、通常は3~5年継続して行います。
鼻や目の症状改善、アレルギー治療薬の減量、生活の質を低下させていた集中力低下などの改善が期待できます。
舌下免疫療法は、血液検査などでスギ花粉症と診断された12歳以上の患者さまが対象になりますが、全ての患者さまが受けられるわけではありません。片方の鼻の中が狭い、鼻中隔わん曲症があると出来ない場合があるため、一度診察を受けていただき、治療の適応があるか判断します。

アレルギー血液検査でスギ花粉症があるか確認します。治療は花粉が飛散していない6〜11月にスタートします。 治療効果は7割くらいと言われており、全ての方に効果があるわけではありませんが、薬物治療をしなくても花粉症シーズンを過ごせるようになる方も2割ほどいらっしゃいます。薬を飲む量が減ったり、飲む期間が減ったりする効果が期待できます。

ご興味がある場合には一度ご相談ください。

詳しくは、「トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビ」をご覧ください。
http://www.torii-alg.jp/

花粉症・アレルギー性鼻炎のレーザー治療 

花粉症・アレルギー性鼻炎に対してCO2レーザー治療を行っております。鼻の粘膜にレーザーを照射することにより、粘膜でのアレルギー反応が起こりづらくなり、また粘膜腫脹が抑制されます。これにより、「鼻づまり」「鼻水」「くしゃみ」などの鼻症状が軽減することが期待できます。アレルギー性鼻炎の鼻症状に対して、約8割の方に効果があるとされています。CO2レーザーでの治療にご興味がある方は、ぜひご相談ください。


レーザー治療がおすすめの人は、、
・内服薬を飲んでも鼻がつまる、鼻水が多い方
・なるべく薬を飲みたくない方
・妊娠中、授乳中の方
・鼻炎のために勉強に集中できない、薬を飲むと眠くなる学生・受験生
・継続的な通院が難しい方


実際の治療
 まず診察を受け、レーザー治療の適応があるかを確認します。鼻中隔弯曲がひどい場合や、副鼻腔炎がある場合は治療ができないことがあります。

① 麻酔
 鼻の中に、麻酔液がついたガーゼを挿入します。ガーゼを入れたまま、30分ほど待合室でお待ちいただきます。

② レーザー照射
診察室で、鼻の中のガーゼを取り出します。片側ずつ、レーザーを当てていきます。
約10分で照射は終了します。

レーザー照射後
照射後は、数日間は鼻の粘膜がむくみ、鼻づまり・鼻水が増えます。これに対しては、鼻水・鼻づまりを抑える薬を内服してもらいます。その後粘膜にかさぶたがつき、1~2週間でかさぶたがとれます。

2週間後の診察の時点で、経過が問題なければ治療は終了です。術後の鼻粘膜の癒着などの予防のためにも、照射後も診察が必要です。


よくある質問
Q1 費用はどれくらいかかりますか?
 健康保険が適応される治療です。3割負担の方は、約9000円です。これに、初診料や処方せん料がかかります。

Q2 花粉症のレーザー治療はいつ行えばよいですか?
1月中旬までには治療を終了させておくことが望ましいとされています。花粉症の症状がひどい時期になってからの治療はおすすめしません。

Q3 レーザー治療ができない人はいますか?
 鼻中隔弯曲がひどい方、出血をしやすい方(出血傾向のある疾患、抗凝固剤内服など)、風邪や急性炎症がある方、処置中にじっと座っていられないお子さんはレーザーの治療はできません。

Q4 レーザー治療のせいでにおいが鈍くなってしまうことはありますか?
 鼻の中で、においを感じる嗅裂部とレーザー照射する下甲介とは、場所が離れておりますので、においを感じる神経を損傷することはありません。