クリニックブログ

2023.11.05更新

 

2023年11月2日に、TBSテレビの「THE TIME」・「ひるおび」で当院の診察・インタビュー画像が放映されました。インフルエンザの診察や、検査風景、院長インタビューが流れました。前日の午前中に撮影が行われました。

 

来院患者さんには、インタビューや診察風景撮影にご協力いただきました。ありがとうございました。

 

clinic

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一部はYoutubeで公開されていますdown arrowdown arrow

https://youtu.be/9FIfZBolkvo?si=FMEgZCB9VTOVtT5z&t=104

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2023.10.27更新

 

今年も、日本めまい平衡学会に参加してきました。

今年は新潟で開催され、めまい平衡に興味がある耳鼻咽喉科、神経内科、脳外科などの先生が集まっています。

話題のPPPDについての話、慢性のめまいの治療法、vHITの講演など盛りだくさんでした。最新の知見を取り入れ、日々の診療に当たろうと思っています。

 

memai

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2023.08.16更新

 

めまいの診断に有用な、新しい検査機器「ビデオヘッドインパルス検査(vHIT)」を導入しました。専用ゴーグルを患者さんの頭に着用し、医師が頭を左右に急速に動かしたときの眼球の動きを計測・解析するものです。これにより、左右の三半規管の機能の評価が従来より、短時間で簡便にできます。

 

以前は、前庭神経炎などを診断するのに、耳の中に水を入れて行う温度眼振検査が主流で、これは一般クリニックで行うのは難しいものでした。vHITにより、時間的にも、患者さんの負担も少ない検査を行えることが出来るようになりました。めまいの発症の早期にも、大学病院等に行かないとできなかった半規管機能検査ができることにより、めまいの原因の早期診断に役立ちます。また、原因が不明のめまい症状に対して、半規管機能低下があるかどうかを判断する手助けになると考えています。

 

ICS

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2023.08.02更新

 

当院では、AI(人工知能)医療機器「nodoca」を導入いたしました!

 

AI搭載の咽頭内視鏡システムを用いて、インフルエンザウイルス感染症の診断が行なえます。

日本で初めて「新医療機器」として認証を取得したAI搭載医療機器であり、2022年12月に、保険適応とされました。

 

nodoca

アイリスHPより抜粋 https://nodoca.aillis.jp/

 

①痛くない!!

②早い(待ち時間が短い)

③保険適応

 

というのが特長です。

①従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒をいれて、粘膜をこするため、痛みや不快感がありました。口の中に専用のカメラをいれて咽頭を撮影するnodocaでは、写真撮影するだけですので、痛みを発生しません。

②検査結果がでるまで15分ほど待機する必要がある従来の検査と比べ、十数秒という短時間で結果がでます。

③保険点数は、従来の検査と同等です。 

 nodocaa

用カメラで撮影した咽頭の画像と問診データをAIで解析し、インフルエンザに特徴的な咽頭の様子や症状があるかを判定します。

 

とくに、痛い検査が苦手なお子さんにとって、負担の少ない検査になります。もちろん、大人の方も検査対象です。

検査をご希望の方は、受付にてお伝え下さい。

 

追加:先日、検査風景等が、TBSテレビで放映されましたni

https://www.kyuden-ent.com/blog/2023/11/tbs-838022.html

 

 

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2022.11.17更新

第81回めまい平衡学会に参加しています。コロナ禍で、なかなか現地参加できなかったので、久々です。めまい検査機器の進化が進んでおり、大学病院などでしか出来なかった検査が、クリニックでも一部できるようになりそうです。最近話題のvHITも、当院での導入も考えています。

奈良での開催であり、奈良医大のゆるキャラも参加していましたnico

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2022.01.20更新

 

コロナ陽性と医療機関で診断された方は、いつまで自宅療養が必要なのでしょうか?

 

厚生労働省のホームページに詳細が載っております。

jitaku

症状が出た日から、10日間経過しており、かつ症状軽快から72時間以上経過した場合は、検査なしで復帰可能とされています。

無症状の人は、陽性が確定した日(検査で検体を採取した日)から10日間としています。

 

https://www.mhlw.go.jp/content/000814817.pdf

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2022.01.16更新

 

今年のスギ花粉の飛散量はどうでしょうか?

 日本気象協会が例年発表している花粉飛散量の予想です。

関東甲信の予報は、例年並み、去年よりはやや多い予報となっていますen

花粉の量は、前年夏の気温、降水量、日照時間などによるとされています。

去年に引き続き、コロナ蔓延下での花粉症シーズンになりますので、しっかりとした対策をとりたいところです。

薬物治療の他、花粉飛散前のレーザー治療、重症花粉症には抗体療法のゾレア投与など、選択肢はありますので、

早めにご相談いただければとおもいます。

 

kafun2022

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2021.11.12更新

 

昨日、第80回めまい平衡医学会総会・学術講演会に参加してきました。東京駅近くのJPタワーで行われました。

コロナが少し落ち着いていることもあり、昨年より学会場に人が多かった印象です。

 

シンポジウムでは、めまいの遠隔診療やAIの活用などについてもディスカッションされていましたni

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2021.10.05更新

 

■2020年冬はインフルエンザ感染がとても少なかった■

昨年の冬は、今までになくインフルエンザが流行しませんでした。原因としては、新型コロナウイルスの影響です。コロナ禍真っ只中でしたので、3密の回避はインフルエンザウイルスにも有効で、感染が広がらなかったと言われております。また、海外からの来日が少なく、例年南半球から入ってくるインフルエンザウイルスが持ち込まれなかったせいではと考えられています。

 

東京都のインフルエンザ感染報告数も、ここ数年と比較して、極端に少ない結果でした。

tokyoinflu2021

 

このグラフの青字が2020年です。例年のような感染のピークが全くみられません。

東京都感染症情報センターhttp://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/flu/flu/

 

■今年も流行しないのか??■

それでは、今年も流行しないのでしょうか。流行の兆しを判断するのに、南半球のインフルエンザ感染データを参考にします。オーストラリアは夏にインフルエンザが流行しますので、例年日本よりいち早く感染数が多くなります。オーストラリアの報告をみると、今年も昨年同様にインフルエンザ報告数は少なく推移しております。

 

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オーストラリア政府 department of health ,Australian Influenza Surveillance Report and Activity Updates

このデータからは、今年も日本のインフルエンザ感染数は少ないのではという予想がされます。これは一つの要因からのデータですので、必ずしもそうなるとは言えません。インフルエンザの予防接種をし、感染対策をしっかりした上で、インフルエンザシーズンを迎えたいと思います。とくに、医療関係者、高齢者、乳幼児はインフルエンザ予防接種を受けることをお勧めいたします。

給田耳鼻咽喉科クリニック https://www.kyuden-ent.com/

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2021.09.25更新

 

■コロナ患者の約6割に嗅覚・味覚障害あり■

 

先日、世田谷区から発表されたアンケート調査では、コロナ感染者の48%に後遺症が認められているということでした。(朝日新聞2021.9)また、その後遺症の症状別で最も多かったのが、嗅覚障害で、その次に全身倦怠感、味覚障害と続いていました。アンケートに回答した3710人のうち、嗅覚障害の後遺症は971人にみられたようです。金沢医科大学の三輪教授による2021年2~5月のアンケート調査でも、新型コロナウイルス感染症の約6割が嗅覚、味覚障害を自覚していました。発症して1ヶ月後までの改善率は、嗅覚障害が60%、味覚障害が84%であり、海外からの報告でも1ヶ月で嗅覚障害は60~80%は自然軽快するとされていますclover厚生労働科学特別研究

 

嗅覚・味覚障害は、コロナ発症して1ヶ月経過しても改善しないときは、受診して検査・治療を開始したいところです。

 

coffee

 ■耳鼻咽喉科での診察■

耳鼻咽喉科のクリニックでは、まず、鼻の中を観察して、嗅覚障害を引き起こす異常がないか探します。鼻の粘膜が腫れたり、鼻水が多いことで鼻がつまってにおいが弱くなることもあります。ここで、鼻咽腔ファイバースコープ検査(鼻内視鏡)で鼻の奥までチェックします。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎があればその治療が必要になります。見かけで明らかな異常がない場合、新型コロナウイルスによる神経障害の可能性が高くなります。総合病院・大学病院などの高度医療機関では、その他、嗅覚検査(基準嗅覚検査、静脈性嗅覚検査)、血液検査、CT等の画像検査などをする場合もあります。

■内服治療■

現在のところ、新型コロナウイルスによる嗅覚障害に対する効果がはっきりしている薬物治療はありません。しかし、これと同じような病気と考えられる「感冒後嗅覚障害」の治療を、コロナ後の嗅覚障害に対しても行われています。感冒後嗅覚障害とは、風邪のあとににおいがしなくなることです。風邪の原因となったウイルスにより嗅神経が炎症をおこし、におがわからなくなることです。これに対しては、ステロイド点鼻、漢方薬、ビタミンB12などが効果があるとされます。

 

■嗅覚リハビリテーション■

アロマオイルや、コーヒー、お茶などの匂いを1日2回朝晩、30秒ほど嗅ぐというものです。これは、コロナウイルス後の嗅覚障害に対して、効果があるとされています。その匂いをイメージしながら嗅ぐことで嗅神経の再生を促します。アロマオイルは、ラベンダー、レモン、ユーカリなど色々な種類のものがありますが、お好きなものを選べばよいと思います。用意するのが難しい場合は、コーヒーや、味噌汁、家のお食事でやるのがよいでしょう。

 

■味覚障害■

実際に味覚障害が生じているのか、嗅覚障害があるために味がよわくかんじる、風味障害であるのかは議論の分かれるところです。現時点では、亜鉛補充療法が一定の効果があると考えられております。

 

cloverコロナ後に嗅覚、味覚障害が長引くようでしたら、耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。

 クリニックによっては、コロナ後の嗅覚、味覚障害の診療をしていないところもありますので、受診前に確認していただければと思います。

 

給田耳鼻咽喉科クリニック

https://www.kyuden-ent.com/

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

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