クリニックブログ

2018.01.22更新

 

お子さんの滲出性中耳炎は、なかなか治らずに治療期間が長くなるケースがあります。この場合、ご家族の方も不安になったり、治療について疑問が多くなったりしがちです。

 

内服治療をまずはじめに処方される薬が、カルボシステイン(ムコダイン)だと思います。副作用が少なく、長期内服できることから、多くの場合に処方されます。副鼻腔炎を合併している場合は、抗菌薬が追加されることや、アレルギー性鼻炎の場合はステロイド点鼻薬を処方します。カルボシステインの内服は数か月にわたることもあります。

 

手術以外の方法では、「耳管通気」という方法があります。これは、耳管という鼻と耳をつなぐ管を広げる処置のことです。クリニックでやる方法もあれば、自宅でできる「自己耳管通気」というものもあります。

 オトヴェントという商品がよく使われております。

 

otovent

(名優のホームページより。http://www.meilleur.co.jp/otovent/

以前にタモリ俱楽部という番組でも紹介されていました。

 

以上のような内服や、耳管通気で改善しない場合は、手術療法となります。鼓膜を切って、鼓膜の奥にたまった液を抜く鼓膜切開術や、鼓膜に換気チューブを入れるという方法もあります。手術に関しては、数か月改善しない場合や、難聴の程度、鼓膜のへこみ具合などで判断します。

 

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

 

 

 

 

 

投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.10.17更新

 

おたふくかぜは、流行性耳下腺炎(ムンプス)といい、ムンプスウイルスに感染すると発症します。主要な症状としては、唾液を出す耳下腺や顎下腺に腫れと痛みがおこり、発熱を伴うことが多いとされます。通常は1週間くらいで徐々に症状が落ち着きますが、難聴がおこることがあります。これをムンプス難聴といいますmagnifier

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この難聴の合併症の頻度は、以前は15000人に1人位といわれていましたが、実際には数百人から1000人に1人の頻度で発症しているとされます。おたふく風邪自体が幼少期にかかることが多いのですが、ムンプス難聴は片耳におこることが多く、お子さんがうまく症状を訴えることができないと、周囲の大人が難聴に気づかずに、あとから分かることもあります。日本では、年間で500~2000人ものムンプス難聴の患者さんが発生していると推測されています。実際にムンプス難聴と診断されるのは、この中の一部でしかありません。

 

ムンプス難聴には、現在のところ有効な治療法がありません。おたふく風邪自体にならないように予防するしかありません。これには、ワクチン接種が勧められます。現在、ムンプスワクチンは、公費による補助がない自治体が多いため、自費での接種が必要になります。就学時検診などで、はじめて難聴にきづくケースもあり、そうならないためのワクチンでの予防が一番と考えます。

 

先月の新聞に関連する記事がありました。毎日新聞9月16日 耳鼻咽喉科学会 おたふくかぜで336人難聴

https://mainichi.jp/articles/20170907/k00/00m/040/064000c

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.06.28更新

 

なかなか治りづらい急性中耳炎は増加しているといわれています。その誘因としては、抗菌薬が効きづらい薬剤耐性菌の増加や、低年齢からの集団保育の増加などがあるとされますtears

反復して中耳炎になりやすいお子さんは、①年齢2歳未満 ②集団保育をうけている、もしくは兄妹が集団保育 ③生活環境として、受動喫煙がある、母乳栄養をうけなかった、鼻すすり、臥位での授乳などがよくないとされています。

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難治化した場合には、、

内服薬で改善しない場合は、鼓膜を切開して膿を出したり、鼓膜に換気チューブをいれるなどの外科的な治療法もあります。また、なかなか難しいとは思いますが、集団保育を一時的に休んでもらうという方法もありますsheep

その他、漢方薬での治療もあります。「十全大補湯」という体の抵抗力、免疫力を上げる効果がある薬です。滋養強壮、免疫賦活作用を持つ生薬が入っており、病後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振などで以前から使用されておりました。小児急性中耳炎ガイドラインにも記載されており、小児の反復する中耳炎に対して効果があるとされています。

中耳炎をくりかえしてお困りの場合は、ぜひおすすめしたい治療ですburn

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2017.05.23更新

 

「耳がつまる感じ」がするということで、耳鼻科に受診する患者さんがいらっしゃいます。

 

本当に耳の中に何かが入ってしまっている人もいて、耳垢であったり、ごみ、子供のおもちゃなど、、これらはそれを取り除けば症状はなくなりますnico 問題は、耳に何も見かけ上異常がない場合ですen

 

このとき、「急性低音障害型感音難聴」という病気がある場合があります。聴力検査をすれば分かるのですが、急に(急性)低い音(低音)が聞こえづらくなる(難聴)病気ですpencil2急に起こる難聴の場合、突発性難聴という病気もありますが、それに比べ、低音だけが悪くなる時に診断されます。

低音中心の難聴の場合、普通の会話は問題なくできることが多く、「難聴」と自覚するよりは、「耳がつまる」「耳がこもる」「耳がぼーとする」などの症状を感じることが多いです。

低音域の難聴は、疲労・ストレス・睡眠不足などが誘因となって発症することがあり、そういった心身の疲れをとることも大切です。一般的には、内耳の血流改善剤・ビタミンB12などを内服して治療します。

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そのほかにも、耳のつまりを生じる病気は、滲出性中耳炎、耳管機能不全、真珠主性中耳炎、外耳炎などがあります。まずは耳鼻科で耳の中をみてもらうことをお勧めいたします。

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック

2016.10.05更新

 

 耳そうじは、どれくらいの頻度でやっていますか?

毎日の日課になっている人から、1年以上やっていない方まで

人それぞれだと思います。

耳そうじの頻度は学校で習ったりしませんしehe

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耳あか自体は、耳の穴(外耳道)の表面を守る働き

があるため、たまりすぎなければ一粒も残してはいけない

という類いのものではありません。

 

おすすめしている頻度としては、2週間に1回ほどです。

刺激が少ない方がよいですので綿棒などで、

耳の入り口から1cmくらいまでを軽くぬぐう感じが

望ましいですnote

 

やりすぎは禁物で(気持ちいいんですが、、)外耳炎や

外耳道真菌症(カビが生える)などになってしまうことが

あります。

 

しかし、耳そうじしているつもりでも、奥にたまっていて

そのために難聴になっている方もいらっしゃいます。

 

耳鼻科に受診すると、実際に耳の中を見ながら

耳そうじを行いますので、安全です。

ご自分でうまくそうじ出来ていないと感じているようでしたら

一度受診をおすすめします。

 

 

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投稿者: 給田耳鼻咽喉科クリニック